1992.8.6〜8

●塩川小屋→三伏峠→悪沢岳→赤石岳→聖岳→光岳→寸又峡温泉 約56時間30分

 一般登山は8泊9日ですが、2泊3日ランニング登山達成した(^。^)
 出発前に4日間、立山のサマースキーキャンプを行い、もちろんリフトがないので、滑り登る繰り返しトレーニングした。
 1日に休んで、南アルプスのランニング登山のチャレンジをした。南アルプスは交通手段があまりない地域なので、奥深い山と言える。ボリュームな山容ですから、山から山へ渡る時、標高差が大きいから、熟達者のみでしょう。気楽な登山客はあんまり見た事がないんです。
 営業小屋利用するので、非常食と昼食しか持参してない。必要物だけ最低条件の荷物を小さくして、タイム短縮の目標です。
 8/6 1日目は荒川岳の中岳避難小屋ですが、約14時間。
 AM9時08分、塩川小屋からスタートした。塩川から三伏峠までには急勾配ルートの全国ランキング3位です。三伏峠は日本一高い峠の標識がある!一般タイムより予定通りに半分でクリアする事が出来た。
 尾根から山々を見ると、北アルプスと比べて対照性だ!岩場が少なくて、安全と感じるが、長い長い道なので、油断する事が出来ない。ちゃんと小屋に到着しないと危険直面に出会うからね。緑色の樹林帯が多くて、一つ一つの大きい山で南アルプスらしいです。 
 1日目、荒川岳の最後の登りですが、急坂で長くて、最初からペースを飛ばし過ぎて、多少、バテててしまった。17時00分、予定通りに到着した。避難小屋と思えない優雅な山小屋でした。1泊2食、寝具があり、ゆっくり休む。
 8/7 2日目は赤石岳に経て、聖岳登頂後、聖平小屋です。約17時間。 
朝食をすませ、小屋のおじさんに別れを告げる。AM5時22分。荒川岳の最高峰である東岳(悪沢岳)3141mの往復した。AM5時53分、今日の最初のピークに立って、視界良好だ。
 荒川岳から赤石岳の標高差が大きくて、ペースを考えて、AM9時57分、赤石岳に立つ。高山植物が美しく豊富だ。大沢岳、中盛丸山、兎岳を通過し、午後を過ぎると雨とガスでまったく視界が利かず、多少、雷が起こった。兎岳避難小屋で少し休む。天候が少し回復され、最後の聖岳を目指す。前日から疲労も出始め、徐々に足が重くなってくる。16時08分、聖岳3013mに立つ。少しずつ、視界が良くなって、一気に聖平小屋に下る。17時57分着。
 管理人に1泊2食、寝具希望をしたが、こちらは用意していない。行く前に調査をしてるか?色々な事をガーガー怒られていた。翌日は下山しろと言われた。はははっ!^^;
 小屋の周りは色模様のテントだった。南アルプス南部は奥深いなので、1泊2食がある山小屋は少ない。ザックの中に残った食料を夜・朝食分を食べる。持参したウェアを一杯着ても寝ては寒い。
 8/8 3日目は稜線に朝日が差している。管理人から下山しろと言われたが、体調は良好ですから、無視して、予定通りに決定した!上河内岳に経て、南アの1番南方の光岳から下って、長い林道で寸又峡温泉ゴールです。約25時間!
 AM5時25分、小屋から出る。上河内岳に登り途中、後ろを振り返して見ると、どっしり聖岳が見えた。上河内岳着AM7時01分。登山客には驚嘆の目で見られる。気圧の谷が近づくと雲と冷風が増えていく。茶臼岳→仁田岳→易老岳は雨が降り、湿っぽい倒木の多い樹林帯の中で気が重い。
 AM11時31分光小屋に到着し、ラーメン2食分を食べて、更に元気になった。雨量が増えて、最後の光岳2591m着12時26分。一気に下って、寸又峡左岸林道の柴沢吊橋に14時25分着。ここから寸又峡温泉まで39.9km長い林道だった。フルマラソンと同じ位の距離です。真っ暗プラス大雨で全体の体を濡れながら、イライラになる。やっと無事に21時45分、寸又峡温泉に到着した。
 あっという間に終わってしまい、良く考えると、印象深い南アルプスだった。

所要時間/コースタイム=36時間47分/56時間30分=0.651(短縮率)

                南アルプスの登頂証拠写真(^。^)/!

                写真集

長い長い登りの赤石岳! Tシャツとランニングパンツの姿です(^。^)